| ヒヨコ豆の粉で作るニース名物 Socca |
1人前2.5ユーロ(約300円)と安いので、労働者の朝の腹ごしらえとか、貧乏人の食べものと言われています。その昔、ニースの漁師はこれを食べてから漁に出たそうです。現在は、アペリティフやアントレとして、あるいは立ち食いの昼食として食されています。よく冷えたロゼ・ワインを一杯やりながら食べるのが定番です。
ソッカは、できればオーブンから出したてのアツアツにコショウを振り掛け、手で食べるのが流儀。表面サクサク、中ふんわり——この美味さのカギは焼き方にあります。冷めると硬くなってしまい、油がギトギトしてきて不味くなります。なので、店で買ったときは、その場で、できるだけ早く食べてしまわなければなりません。出来たてでないといけないので、客の回転の速い店でなければ美味しいソッカは食べられません。昼食時ともなると、評判の店の前では客が長蛇の列をつくっていて、すでに注文した自分のソッカが焼き上がるのを待っています。新たに来た客に店員が待ち時間を告げます。焼き上がったガレットを店員が天板の上で6〜8枚に切り分けます。
